伊藤園は反落、連続営業増益見通しも市場予想下回り失望売り
伊藤園<2593>は反落。1日の取引終了後に23年4月期業績予想を発表し、営業利益を前期比6.4%増の200億円とした。前期に続き増益となる見通しを示したものの、市場予想では226億円程度が見込まれていただけに目先失望売りが出ているようだ。
売上高は同4.3%増の4180億円予想。純利益については、投資有価証券売却益や新型コロナウイルス感染拡大に伴う助成金収入があった前期の反動で同7.2%減の120億円となる見通し。年間配当予想は前期から据え置きの40円とした。
同時に発表した22年4月期決算は、売上高が4007億6900万円(会計基準変更に伴い増減率の記載なし)、営業利益が前の期比12.7%増の187億9400万円だった。主力の飲料・茶葉製品が堅調に推移したほか、コーヒーショップ「タリーズコーヒー」を手掛ける飲食関連事業が人流回復に伴い収益改善を果たしたことが寄与した。