テラプローブは底値離脱の兆し、台湾親会社との連携強みに高成長路線まい進
テラプローブ<6627>は底値離脱の兆しをみせている。同社は半導体テスト工程の受託会社で、親会社である台湾の半導体後工程大手パワーテック・テクノロジー(力成科技)との連携を強みに旺盛な需要を捉えている。前21年12月期は営業9.7倍増益と業績変貌を遂げ、足もと1~3月期も営業2.5倍増益と引き続き高成長路線をまい進中だ。世界的な半導体不足のなか関連企業による設備投資は依然として拡大基調にあり、特に半導体受託生産世界大手TSMC<TSM>を筆頭に台湾メーカーの動きがここ活発化している。この流れはパワーテック傘下のテラプローブにとっても追い風になるとみられ、今後の一段の業容拡大に対する期待が急速に強まっているようだ。