クミアイ化の上期営業利益は64%増、年間配当予想5円の増額修正も発表
クミアイ化学工業<4996>が10日の取引終了後、第2四半期累計(21年11月~22年4月)連結決算を発表しており、売上高722億1100万円(前年同期比22.9%増)、営業利益78億7500万円(同64.2%増)、純利益79億6800万円(同68.8%増)だった。
主力の農薬及び農業関連事業で、水稲用殺菌剤「ディザルタ剤」や「エフィーダ」を含有する水稲用除草剤の国内販売が好調に推移したほか、畑作用除草剤「アクシーブ剤」は主要販売国のアメリカ、アルゼンチン、ブラジル、オーストラリア向けの出荷が伸長した。また、為替が想定よりも円安に推移し為替差益を計上したことも寄与した。
22年10月期通期業績予想は、売上高1400億円(前期比18.5%増)、営業利益125億円(同47.8%増)、純利益115億円(同27.5%増)の従来予想を据え置いた。なお、15円を予定していた配当予想は20円に引き上げると発表した。前期実績に対しては5円の増配となる予定だ。