トーホーが急反騰、23年1月期業績予想の上方修正と増配発表を好感
トーホー<8142>が全般安のなか急反騰し年初来高値を更新している。前週末10日の取引終了後、23年1月期の連結業績予想について、売上高を2000億円から2010億円(前期比6.6%増)へ、営業利益を5億円から12億円(前期4億4600万円の赤字)へ、最終利益を1億円から4億円(前期比19.2%増)へ上方修正し、あわせて未定としていた中間配当で5円を実施し中間5円・期末5円の年10円(前期5円)にしたことが好感されている。
全国的なまん延防止等重点措置が3月に全面解除されて以降、人流が増加するなかで外食産業の景況感が徐々に上向いており、同社グループの主要事業である業務用食品卸売事業も業況の改善が進んでいることが要因としている。
なお、同時に発表した第1四半期(2~4月)決算は、売上高480億1000万円(前年同期比4.7%増)、営業利益3億1700万円(前年同期3億600万円の赤字)、最終利益1億3300万円(前年同期比2.3倍)だった。