ソニーGは大幅反落、自社制作以外ゲームの販売減少で23年3月期営業利益予想を下方修正
ソニーグループ<6758>は大幅反落している。7月29日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、営業利益を1兆1600億円から1兆1100億円(前期比7.7%減)へ、純利益を8300億円から8000億円(同9.3%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
想定為替レートを1ドル=123円前後から130円前後へ、1ユーロ=135円前後から138円前後へ見直したことで映画分野や音楽分野の売上高が上振れる見通しとなり、売上高は11兆4000億円から11兆5000億円(同15.9%増)へ上方修正した。ただ、ゲーム事業で自社制作以外のゲームソフトの販売が減少する見通しであることに加えて、米ゲーム大手バンジー社の買収が想定よりも早期に完了し、買収関連費用が想定よりも膨らむことが利益を圧迫する。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高2兆3114億円(前年同期比2.4%増)、営業利益3069億6300万円(同9.6%増)、純利益2181億9600万円(同3.0%増)だった。