CEホールディングス---3Q売上高101.84億円、電子カルテシステム「MI・RA・Is / AZ」の販売が好調に推移
CEホールディングス<4320>は7月29日、2022年9月期第3四半期(21年10月-22年6月)連結決算を発表した。売上高が101.84億円、営業利益が7.14億円、経常利益が7.27億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が3.62億円となった。「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期の期首から適用しており、2022年9月期第3四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっており、対前年同四半期増減率は記載していない。
医療ソリューション事業の受注高は前年同期比13.5%増の89.69億円、受注残高は43.92億円(前年同期末43.94億円)、売上高は99.42億円(前年同期は84.27億円)、セグメント利益は8.11億円(同5.96億円)となった。電子カルテシステム「MI・RA・Isシリーズ」を中心に、電子カルテシステムと他社の医事会計システム等の部門システムや、ハードウェア等を組み合わせ、主に中小病院向けに販売している。また、医療情報システムの保守・運用等のサービスを提供している他、電子カルテと簡単に連携可能な問診サービスの販売を開始する等、新たな製品の開発にも取り組んでいる。また、主にNECグループからの委託により、地域中核病院を中心とした大病院向けの医事会計システム、電子カルテシステム、オーダリングシステム、検査システム、輸血システム等の医療情報システムの開発を行っている。加えて、連結子会社化したマイクロンにおいて、製薬会社・医療機器メーカー等からの医薬品・医療機器等の開発業務受託、医療用画像解析ソフトウエアの開発・販売を行っている。また、医薬品・医療機器の臨床開発及び臨床研究領域において、電子カルテ記載情報を含む臨床現場を中心とした日常診療の情報を利活用する事業を進める等、電子カルテシステムとのシナジー創出に取り組んでいる。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は3.65億円増加し、セグメント利益は0.07億円増加している。
その他の受注高は同122.5%増の1.28億円、受注残高1.01億円(前年同期末0.12億円)、売上高は2.41億円(前年同期は1.20億円)、セグメント利益は0.09億円(同0.06億円の損失)となった。企業や健保組合からの健康相談窓口や特定保健指導の受託、人材事業、他社Webサイトの構築・運用業務、及び公共及び商業施設向けデジタルサイネージシステムの販売等を行っている。また、連結子会社化したサンカクカンパニーにおいて、Web サイト再構築やWeb プロモーション支援等、企業のデジタルマーケティング全般を行っている。
2022年9月期通期については、売上高が133.20億円、営業利益が8.70億円、経常利益が8.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が4.70億円とする4月25日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
《ST》