「水素」が14位にランク、9月の国際会議で利活用促進など議論へ<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「水素」が14位となっている。
経済産業省は1日、クリーンエネルギー中心の経済・社会、産業構造へ転換しつつ、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出削減を経済の成長・発展につなげるグリーントランスフォーメーション(GX)の実現に向け、エネルギー・環境関連の10の国際会議を「東京GXウイーク」として9月26日~10月7日に開催すると発表した。
政府は2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする方針を示し、30年度までに排出量を13年度比で46%削減する目標を掲げているが、次世代エネルギーの本命として期待されているのが燃やしても水になるだけでCO2を排出しない水素だ。9月26日に開かれる予定の水素閣僚会議では、エネルギー安全保障への対応や水素の取り組みへの国・地域レベルでの関与促進、水素利活用促進のための支援のあり方などについて議論される見通しとなっている。
関連銘柄としては、金属複合水素透過膜の技術を持つ山王<3441>、水素分離膜モジュールを手掛ける日本精線<5659>、小型オンサイト水素製造装置を展開する三菱化工機<6331>、水素関連事業向け圧縮機を扱う加地テック<6391>、水素用圧力計測機器を販売する長野計器<7715>など。
また、このほど低コスト・グリーン水素製造技術を適用した実証プラントが完成した清水建設<1803>、米事業会社を通じて再生可能燃料を原料とした水素の長期供給契約を締結した日本酸素ホールディングス<4091>にも注目しておきたい。