レモネードが決算受け大幅高 通期の営業収益見通しが予想上回る=米国株個別

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2022年8月9日 23時43分

AIベースで損害保険を手掛けるレモネード<LMND>が大幅高。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想ほど拡大しなかったほか、営業収益は予想を上回った。コスト削減が主な要因。ガイダンスも公表しており、通期の営業収益に予想を上回る見通しを示した。

今回の見通しに対してアナリストからは、「同社は追加資本を必要としないようにすることを目標に計画を調整した」との指摘や、「小売業向け損害保険事業にトンネルの終わりの光を提供する」との指摘も出ていた。

同社は現在、資金と成長を管理し、これ以上資本を投入することなく黒字化を目指している。今回の戦略変更はインシュアテックにおけるリテール保険の競争が鈍化し、当面は緩やかなものに留まることを意味するという。

同社は日本のソフトバンク<9984>が出資している。

(4-6月・第2四半期)

・1株損益(調整後):-1.10ドル(予想:-1.32ドル)

・営業収益:5000万ドル(予想:4780万ドル)

・顧客数:158万人(予想:160万人)

・保有契約保険料:4.58億ドル(予想:4.65億ドル)

・総収入保険料:1.07億ドル(予想:1.05億ドル)

・顧客1人当たり保険料:290ドル(予想:291.65ドル)

・EBITDA(調整後):-5030万ドル(予想:-6640万ドル)

・総損失率:86%(予想:81.7%)

・正味損害率:90%(予想:84.1%)

(7-9月・第3四半期見通し)

・営業収益:6300万~6500万ドル(予想:7070万ドル)

・保有契約保険料:5.95~6.00億ドル(予想:5.51億ドル)

・総収入保険料:1.27~1.29億ドル(予想:1.18億ドル)

・EBITDA(調整後):-6900万~-7400万ドル(予想:-8340万ドル)

・資本支出:約300万ドル

(通期見通し)

・営業収益:2.36~2.39億ドル(予想:2.14億ドル)

・保有契約保険料:6.10~6.15億ドル(予想:5.84億ドル)

・EBITDA(調整後):-2.40~-2.45億ドル(予想:-2.82億ドル)

・資本支出:約1000万ドル

(NY時間10:29)

レモネード<LMND> 28.32(+3.21 +12.78%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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