新田ゼラチンはS高カイ気配、第1四半期最終利益が上期計画上回る
新田ゼラチン<4977>はストップ高の707円水準でカイ気配となっている。9日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高92億4800万円(前年同期比22.0%増)、営業利益6億8000万円(同2.5倍)、純利益5億4500万円(同2.6倍)と大幅増益となり、最終利益が上期計画の4億円を上回ったことが好感されている。
フードソリューション領域で、顧客の好調な新商品販売が続き、グミキャンディー向けの売り上げが引き続き拡大した。また、ヘルスサポート領域で海外で美容用コラーゲンペプチドの販売が伸長したほか、スペシャリティーズ領域では飼料・肥料向け需要の高まりにより副産物であるリン酸カルシウムなどの売り上げが増加。海外売り上げに対する為替の影響もプラスに働いた。
23年3月期通期業績予想は、売上高360億円(前期比13.3%増)、営業利益16億円(同2.5%増)、純利益9億円(同23.9%増)の従来見通しを据え置いている。