アクセル---1Qは2ケタの増収増益、LSI開発販売関連が堅調なるも期初計画は据え置き
アクセル<6730>は10日、2023年3月期第1四半期(22年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比46.4%増の34.26億円、営業利益が同76.1%増の3.43億円、経常利益が同72.9%増の3.43億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同85.9%増の2.93億円となった。
LSI開発販売関連の売上高は前年同期比46.7%増の32.78億円、セグメント利益は同27.0%増の5.83億円となった。主力製品であるパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIは前年同期に対しほぼ横ばいとなる10.6万個の販売に留まった。しかしメモリモジュール製品は前年同期を大幅に上回る販売となった。
新規事業関連の売上高は前年同期比39.6%増の1.47億円、セグメント損失は0.76億円(前年同期は1.12億円の損失)となった。組み込み機器向け製品に加え、ミドルウェア、機械学習/AI、ブロックチェーン、セキュリティ領域に向けたスタートアップ事業であり、ミドルウェア、機械学習/AI領域が売上高の中心となっている。
2023年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比5.9%増の113.00億円、営業利益が同45.2%減の4.60億円、経常利益が同42.1%減の5.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42.2%減の5.00億円とする期初計画を据え置いている。
《ST》