児玉化学工業---1Q減収なるも、モビリティ事業・リビングスペース事業は売上高増

材料
2022年8月12日 16時52分

児玉化学工業<4222>は10日、2023年3月期第1四半期(22年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.5%減の38.04億円、営業利益が同57.5%減の1.24億円、経常利益が同59.8%減の1.09億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同92.3%減の0.15億円となった。

モビリティ事業の売上高は前年同期比1.5%増の23.69億円、セグメント利益は同37.0%減の1.27億円となった。国内自動車部門においては、新型コロナウイルス感染症の影響及び、半導体等部品供給不足の影響により売上高が減少したが、大きく影響されたのは大型・中型トラックの販売減によるものとしている。海外自動車部門においてはピックアックトラックの販売が回復し売上増となっている。タイのECHO AUTOPARTS(THAILAND) CO.,LTD.については、前年度と比べ回復基調となり売上高は増加した。

リビングスペース事業の売上高は同1.9%増の12.83億円、セグメント利益は同46.2%減の0.98億円となった。国内住宅設備部門においては、上海ロックダウン等の影響による部品未入荷で業界全般的な納期停滞状況により住宅リフォーム需要の減少、DIY等の巣篭り需要が伸び悩んだ。一方、業務用空調部品は堅調に推移したが、売上高は減少した。また、海外冷機部品部門においては、タイのTHAI KODAMA CO.,LTD.は冷機部品が、新型コロナウイルス感染症の影響もあり売上高は微減となった。ベトナムのTHAI KODAMA (VIETNAM)CO.,LTD.は引き続き業務用冷蔵庫部品が好調に推移し、売上高は増加した。

アドバンスド&エッセンシャル事業の売上高は同43.1%減の1.50億円、セグメント利益は同10.5%減の0.20億円となった。前年度まで当事業に含んでいた自動車向け関連製品を当年度においてはモビリティ事業に移管したことにより、その売上高が減少したことと、ゲームソフトパッケージの事業でわずかに前年を下回り減収となった。利益については、売上減少分が減益となったが、利益率では10%以上を確保している。

2023年3月期の連結業績予想については、売上高が前期比6.1%増の158.00億円、営業利益が同18.0%増の8.00億円、経常利益が同46.8%増の8.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同55.8%増の6.50億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.