「LNG」が18位にランクイン、供給不安で関心高まる<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 防衛
2 メタバース
3 パワー半導体
4 半導体
6 電気自動車関連
8 脱炭素
10 水素
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「LNG」が18位にランクインしている。
ロシアのウクライナ侵攻に伴い、ロシアがエネルギー供給を政治的な駆け引きの材料とするなか、LNGの供給不安からテーマとしての「LNG」にも関心が高まっている。供給不安に加えて、コロナ禍からの経済回復でアジアを中心に需要が伸びていることもあり、調達先の拡大は喫緊の課題となっている。
一方でロシアからの調達が途絶するような非常時に備え、業界間のLNGの融通について、国が調整役となることについても検討が深まっている。23日付の日本経済新聞朝刊では、「経済産業省は都市ガス会社や電力会社で液化天然ガス(LNG)の不足が見込まれる場合に、別の会社から融通してもらう枠組みを冬までに創設する」と報じている。調達や在庫に関する情報は経営上重要で企業側は開示しにくいことから、国が調整役となって、これを促すのが狙い。現時点ではLNGの需給逼迫は想定していないものの、対策を用意するという。
こうした動きを受けて、同テーマへの関心は高水準で推移。この日の関連銘柄では、調査機関による目標株価引き上げなどもあってINPEX<1605>、石油資源開発<1662>が大幅高。K&Oエナジーグループ<1663>、千代田化工建設<6366>などもしっかり。