味の素は続伸、国内有力証券が目標株価を4200円へ引き上げ
味の素<2802>は続伸している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が25日付で、投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価を3800円から4200円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。
同証券では、数量と単価の両面で成長が続く海外調味料事業が、今後原材料コスト下落の影響を享受できるとみることや、全体の利益率を押し上げるヘルスケア事業の成長継続により、業績拡大が続くとの見方を継続。4~6月事業利益は同証券想定外の増益スタートとなったとしており、調味料は原料高で減益スタートも、値上げの着実な浸透とタイやベトナムなど主要国での力強いトップライン成長を確認できたとしている。これを受けて同証券の事業利益予想を23年3月期で1300億円から1340億円へ、24年3月期で同1450億円から1480億円へ引き上げている。