外為サマリー:一時1ドル138円40銭台に上昇、時間外の米金利上昇が支援材料
29日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=138円38銭前後と前週末の午後5時時点に比べ1円40銭弱のドル高・円安となっている。
26日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=137円64銭前後と前日に比べて1円10銭強のドル高・円安で取引を終えた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演でインフレ抑制を重視する姿勢を示したことを受け、米金融引き締めの長期化観測が強まった。
日米金融政策の方向性の違いが改めて意識されるなか、この日の東京市場もドル買い・円売りが優勢。時間外取引で米長期金利が3.09%台に上昇していることもドルの支援材料となり、午前10時00分ごろには138円41銭まで上伸する場面があった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=0.9930ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0040ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=137円41銭前後と同75銭程度のユーロ高・円安で推移している。