ブロードコムが決算受け時間外で株価上昇=米国株個別
半導体のブロードコム<AVGO>が引け後に5-7月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第4四半期の見通しも公表し、売上高見通しが予想を上回っている。
インターネット向けのインフラ支出鈍化への懸念が和げる内容。少なくとも現時点では、半導体需要の幅広い落ち込みを回避していることを示唆している。
同社のタンCEOは声明で、「データセンター、ブロードバンド、ワイヤレスの次世代技術に対する顧客の継続的な投資を反映し、第4四半期も最終市場での堅調な需要が続くと予想している。記録的な第3四半期の業績は、クラウドサービス・プロバイダー、企業全体の堅調な需要に牽引されたものだ」と述べた。
消費者がインフレに対処し、高額商品の購入を先延ばしにしているためにPCや携帯の需要が衰えているのとは対照的な結果となった。
株価は時間外で上昇。
(5-7月・第3四半期)
・1株利益(調整後):9.73ドル(予想:9.57ドル)
・売上高:84.6億ドル(予想:84.1億ドル)
半導体:66.2億ドル(予想:63.8億ドル)
インフラソフトウエア:18.4億ドル(予想:18.7億ドル)
・営業利益(調整後):52.0億ドル(予想:51.7億ドル)
・EBITDA(調整後):53.8億ドル(予想:53.3億ドル)
(8-10月・第4四半期)
・売上高:89.0億ドル(予想:87.2億ドル)
(NY時間17:12)時間外
ブロードコム<AVGO> 500.00(+7.99 +1.62%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美