ステラファが一時17%高、悪性黒色腫と血管肉腫を対象としたBNCT国内第1相治験で高い奏効率を確認
ステラファーマ<4888>が急騰し一時、前週末比67円(16.9%)高の463円に買われている。前週末9日の取引終了後、リゾートトラスト<4681>のメディカル事業子会社のCICSと実施している悪性黒色腫と血管肉腫を対象としたBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の国内第1相臨床試験について、主要評価に関する90日間の観察期間が完了したと発表。試験の結果、治療の安全性と実施した照射線量に関する忍容性が認められたほか、奏効率は60%と高い結果が得られたとしており、これが好材料視されている。同社では、今回得られた結果は今後のBNCTの適応拡大に貢献すると期待されるとしており、年内開始予定の国内第2相臨床試験に向けた活動を推進するという。なお、同件による業績への影響は軽微としている。