三菱UFJ、第一生命HDなど全体地合い悪に逆行、国内長期金利も先高思惑

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2022年9月21日 9時59分

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが全般軟調地合いに抗して頑強な動きを示し、第一生命ホールディングス<8750>など大手生保株も売り物を吸収し上値を指向している。FOMCの結果公表を目前に控え、前日に米10年債利回りが一時3.6%台まで上昇し約11年ぶりの高水準に切り上がった。世界的なインフレ懸念が高まるなか金利の先高期待はなお強い。

日本では日銀がイールドカーブ・コントロールにより10年債利回りで上限0.25%の超低金利環境が維持されているが、国内企業物価指数の上昇が際立つなか、川下にもインフレ波及が避けられない状況にあり、円安誘導の日銀の超緩和策が変化することへの思惑も次第に高まっている。今週はFOMCの日程に1日遅れて22日に日銀の金融政策決定会合の結果が発表されるが、現状維持が濃厚ではあるものの、会合後の黒田日銀総裁の記者会見では、今後の金融政策に対しこれまでとはトーンが変わる可能性も指摘される。超低金利環境からの脱却はメガバンクや大手生保にとって運用面でプラス材料となるため株価にポジティブに働いている。

出所:MINKABU PRESS

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