株価指数先物【引け後コメント】 オプション権利行使価格2万6875円~2万7000円辺りの狭いレンジ推移が継続

市況
2022年10月21日 18時23分

大阪12月限

日経225先物 26900 -100 (-0.37%)

TOPIX先物 1885.5 -7.5 (-0.39%)

日経225先物(12月限)は前日比100円安の2万6900円で取引を終了。 寄り付きは2万6940円とシカゴ日経平均先物(2万7020円)を下回り、やや売り先行で始まった。その後も弱い値動きを見せており、現物の寄り付き直後には2万6870円まで売られた。ただし、オプション権利行使価格の2万6875円近辺で推移する25日移動平均線が引き続きサポートとして機能するなか、前場半ばには2万6980円まで下落幅を縮めた。その後も前場半ばに再び2万6870円まで下げたものの、ランチタイムで2万6980円まで下げ渋るといった値動きを見せており、オプション権利行使価格の2万6875円~2万7000円辺りでの狭いレンジ推移が継続した。

為替市場では円安が進むなか、陸運セクターを筆頭に内需系の弱さが目立った。一方で、ラムリサーチ<LRCX>の決算を受けた強い動きなどもあって、指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]などの上昇が指数を下支えする格好だった。ただし、NT倍率は先物中心限月で14.26倍と横ばいでの推移であり、一時14.29倍まで上昇し75日線を突破する場面もあったが、NTロングでのスプレッド取引はそれほど強まらなかった。日経225先物が狭いレンジでの推移だったこともあり、スプレッド狙いの動きも限られたようだ。

なお、グローベックスの米株先物は午後5時半時点で下落幅を広げてきており、日経225先物のナイトセッションでは慎重にさせよう。25日線が支持線として機能しているものの、同線は切り下がりを見せており、これに沿った調整には注意が必要だ。一方で、来週には大型テック株の決算を控えており、トレンドが転換する可能性もある。やや押し目狙いのロングのほか、NTロングでのスプレッドを狙ったポジションを想定しておきたいところだろう。

手口面では、日経225先物はドイツが920枚、みずほが760枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1480枚、日産が620枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はドイツが1260枚、みずほが1080枚程度の売り越しに対して、ゴールドマンが910枚、バークレイズが650枚程度の買い越しだった。

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