AIGは好決算も株価は軟調 イアンの影響を抑制=米国株個別

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2022年11月2日 6時09分

AIG<AIG>が引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、保険料収入は予想に届かなかったものの、1株利益は予想を大きく上回った。また、北米および海外における引受状況を把握するための重要な指標となっている損害保険の合算比率は97.3%に改善。これは保険料1ドルにつき、97.3セントを保険金請求と費用に使用したことを意味する。予想ではハリケーン「イアン」の影響で100%を超えると見られていた。

同社のザッフィーノCEOは声明で、「戦略的優先事項の成功に牽引され、コアブリッジのIPOや、損害保険事業における引受の継続的な黒字化、ボラティリティ低下などで非常に好調な業績を達成することができた。厳しいマクロ環境とハリケーン『イアン』を背景とすれば、今回の結果は印象的なものだった」と述べた。

ただ、株価は時間外で軟調に推移している。

(7-9月・第3四半期)

・1株利益(調整後):0.66ドル(予想:0.46ドル)

・保険料収入:64.0億ドル(予想:68.1億ドル)

・ROE(調整後):3.7%(予想:3.8%)

・1株純資産(調整後):51.58ドル(予想:57.68ドル)

・異常災害損害:6億ドル(予想:7.16億ドル)

・合算比率:97.3%(予想:100.7%)

・損害比率:67.5%(予想:69.7%)

(NY時間16:56)時間外

AIG<AIG> 56.60(-0.47 -0.82%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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