CRGホールディングス---22年9月期は増収、人手不足という大きな課題を解決するためのトータルサポートを提供
CRGホールディングス<7041>は14日、2022年9月期連結決算を発表した。売上高が前期比9.8%増の213.80億円、営業利益が同28.5%増の4.83億円、経常利益が同2.3%減の4.63億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.6%減の2.87億円となった。
主力の人材派遣紹介事業における継続的な労働力の提供に加え、業務効率化の支援を行うことを目的に、人材派遣紹介事業にて培ったナレッジを活かした採用支援・BPOなどの各種代行事業や、AI・RPA・OCRなどを活用したITソリューション事業を行っており、人手不足という大きな課題を解決するためのトータルサポートを提供した。また、近年、潜在労働力として期待されているシニア、女性、グローバル人材の活用や、障がい者の雇用機会の創出や処遇の確保・改善にも注力した。
当年度は、市場の悪化を踏まえ、一層の経費の削減を図るなど経営資源の最適化を行った。また、新型コロナウイルス感染症に関連した業務の獲得に加え、経済活動の再開から今後の国内旅行の事業再開やインバウンド需要が回復することを見据えた新規事業「リゾートワーク事業」などの派遣先業界・業種の拡大、障がい者雇用サポート拠点の新設、事業シナジーの最大化を目的とした拠点の統合、協業による事業シナジー等を前提とした資本業務提携、各種新規事業に係る運営体制の整備など、様々な施策に注力した。
2023年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.2%増の225.00億円、営業利益が同1.3%増の4.90億円、経常利益が同3.5%増の4.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.2%増の3.20億円を見込んでいる。
《SI》