マイクロンの発表で半導体関連株の下げ目立つ=米国株個別
きょうは半導体関連株の下げが目立っている。きょうのマイクロン・テクノロジー<MU>の発表を嫌気している模様。マイクロンは、市場の状況に応じてDRAMとNANDウエハーの生産を7-9月期(第4四半期)と比較して約20%削減すると発表した。2023年の市場見通しが弱くなっている事を要因に挙げている。
DRAMビット供給量を縮小させる必要があり、NANDビット供給量も以前の予測より大幅に削減する必要があるとしている。同社は追加の設備投資削減に向けても動いている。9月には年度内に30%の支出を削減すると発表していた。
同社のメロトラCEOは「在庫の規模を制限するために、大胆かつ積極的な措置をとっている。今後も業界の状況を監視し、必要に応じてさらなる調整を行う」と述べていた。
世界のチップメーカーは、在宅勤務のトレンドがコンピュータや他の消費者向け技術の需要を煽ったパンデミックの間に高値で推移していた。しかし、インフレと景気後退への懸念、それにオフィスへの回帰が購買意欲を減退させている。そのため、メモリーの顧客は未使用のチップの在庫を抱えたままになっている。ここ数週間、大手のメモリー・チップメーカーのほぼすべてが、供給過剰と価格下落を警告し、設備投資を削減する時期が来たと言及している。
(NY時間12:41)
マイクロン<MU> 59.33(-3.77 -5.97%)
エヌビディア<NVDA> 161.95(-4.71 -2.83%)
AMD<AMD> 73.20(-3.17 -4.15%)
インテル<INTC> 29.68(-1.03 -3.35%)
クアルコム<QCOM> 121.37(-4.65 -3.69%)
ブロードコム<AVGO> 515.28(-9.14 -1.74%)
アプライド<AMAT> 105.71(-4.75 -4.30%)
ラムリサーチ<LRCX> 461.87(-28.87 -5.88%)
KLA<KLAC> 372.19(-13.36 -3.47%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美