三菱UFJが底堅い、米長期金利低下も株主還元評価の買いが下支え

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2022年11月17日 11時03分

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が底堅い動き。米国の長期金利が低下し、前日の米国株式市場で金融セクターは冴えない展開だったが、日本のメガバンク株に対しては決算とともに発表された自社株買いなど株主還元姿勢を評価する買いが続いているようだ。三井住友フィナンシャルグループ<8316>やみずほフィナンシャルグループ<8411>は堅調に推移している。

16日の米国債券市場では長期債の価格が上昇(利回りは低下)。長期金利の指標となる10年物の国債利回りは3.6%台に低下した。10月の米小売売上高が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを継続するとの見方が広がったのを背景に中期債が売られた一方、米国での20年債入札が好調な結果となったことなどから長期債には買いが入った。これを受け、17日の東京市場では長期国債先物が買われ、堅調に推移している。

メガバンクとは対照的に、第一生命ホールディングス<8750>は下落している。保険会社には、米国の長期債利回りの低下による運用環境への悪影響を懸念した売りが重荷となっているようだ。

出所:MINKABU PRESS

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