児玉化学工業---2Q増収、モビリティ事業の売上高が堅調に推移

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2022年11月18日 9時33分

児玉化学工業<4222>は11日、2023年3月期第2四半期(22年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.7%増の77.21億円、営業利益が同70.2%減の1.41億円、経常利益が同77.2%減の0.97億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.33億円(前年同期は3.12億円の利益)となった。

モビリティ事業の売上高は前年同期比6.8%増の46.71億円、セグメント利益は同49.7%減の1.50億円となった。国内自動車部門においては、新型コロナウイルス感染症の影響及び半導体等部品供給不足の影響は小さく、一部車種の打ち切りもあったが、最も大きな影響は大型・中型トラック向けの販売減による。海外自動車部門においては、ピックアックトラック向けの販売が回復し増収となった。タイのECHO AUTOPARTS(THAILAND)では前年度と比べ回復基調となり、売上高は増加した。

リビングスペース事業の売上高は前年同期比0.5%増の26.27億円、セグメント利益は同40.9%減の1.97億円となった。国内住宅設備部門においては、業界全般的なサプライチェーンの停滞により、特に高級タイプの住宅リフォーム需要の減少により、DIY等の巣篭り需要が大きく落ち込んだ。一方、新規化粧鏡の受注や普及タイプの化粧鏡が好調に推移し、業務用空調部品は需要が堅調であったが、売上高は減少した。海外冷機部品部門においては、タイのTHAI KODAMAでは新型コロナウイルス感染症の影響もあり売上高は微減となった。ベトナムのTHAI KODAMA (VIETNAM)では業務用冷蔵庫部品が好調に推移し、売上高は増加した。

アドバンスド&エッセンシャル事業の売上高は前年同期比20.6%減の4.21億円、セグメント利益は同2.1%減の0.56億円となった。ゲームソフト用パッケージ事業は需要増により前年を上回った。また、エネルギー関連インフラ設備向けでは新規部品の受注により販売増となった。前年度まで当事業に含んでいた自動車向け関連製品を当年度においてはモビリティ事業に移管したことにより、売上高は減少した。利益については、売上減少分が減益となったが、利益率では10%以上を確保した。

2023年3月期については、売上高が前期比6.8%増の158.90億円、営業利益が同20.7%減の5.37億円、経常利益が同35.2%減の3.75億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同54.0%減の1.92億円とする11月4日に修正した連結業績予想を据え置いている。

《SI》

提供:フィスコ

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