オクタが決算受け大幅高 第4四半期の1株利益は黒字を予想=米国株個別
ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が大幅高。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表。1株損益が赤字予想に対して均衡となったことや、売上高は予想を上回った。
ガイダンスも公表しており、第4四半期の1株利益は黒字を予想しているほか、売上高も予想を上回っている。2023年度通期については、1株損益は赤字を見込んでいるものの予想ほどではなく、予想を上回る売上高を見込んでいる。
アナリストは「厳しいマクロ環境にもかかわらず、同社がより効果的に取り組みを実行したことで業績が予想を大きく上回った」と述べた。ただ、事前のハードルが低かった面もあるとも指摘。営業の執行、経営陣の交代、M&Aに伴う統合の課題、広範なマクロ環境への懸念の高まりなどで、投資家のセンチメントと期待はかつてないほど低い水準にあったという。
(8-10月・第3四半期)
・1株損益(調整後):0.00ドル(予想:-0.24ドル)
・売上高:4.81億ドル(予想:4.64億ドル)
サブスク:4.66億ドル(予想:4.47億ドル)
・粗利益率(調整後):78.0%(予想:76.5%)
・FCF:5720万ドル(予想:8690万ドル)
・現在のビリング:5.31億ドル(予想:4.83億ドル)
(11-1月・第4四半期見通し)
・1株損益(調整後):+0.09~+0.10ドル(予想:-0.11ドル)
・売上高:4.88~4.90億ドル(予想:4.88億ドル)
(23年度通期見通し)
・1株損益(調整後):-0.26~-0.27ドル(従来:-0.70~-0.73ドル)(予想:-0.71ドル)
・売上高:18.4億ドル(従来:18.1~18.2億ドル)(予想:18.2億ドル)
(NY時間09:44)
オクタ<OKTA> 64.43(+11.11 +20.84%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美