エラスティックが下落 売上高見通しを嫌気 24年度が見えずとの声も=米国株個別

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2022年12月1日 23時59分

ソフトウェア開発のエラスティック<ESTC>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第2四半期)を発表し、1株損益は赤字予想に対して損益均衡となったほか、売上高は予想を若干上回った。ガイダンスも公表し、第3四半期の1株損益は予想外の黒字を見込み、通期の1株損益の見通しも上方修正している。

ただ、株価は冴えない反応。第3四半期、通期ともに売上高が予想を下回っている点が嫌気されている模様。通期の売上高は下方修正している。

アナリストからは、ガイダンスの下方修正と24年度の見通しが立たないことが投資家の信頼感に重くのしかかっているようだとの声も出ている。24年度が見えず、経営陣は電話会議で、20億ドルの売上高目標を再確認も変更もせずに自信のなさを示していたという。

(8-10月・第2四半期)

・1株損益(調整後):0ドル(予想:-0.09ドル)

・売上高:2.64億ドル(予想:2.62億ドル)

・粗利益率(調整後):74.5%(予想:74.5%)

・FCF:1030万ドル

(11-1月・第3四半期見通し)

・1株損益(調整後):+0.04~+0.07ドル(予想:-0.03ドル)

・売上高:2.72~2.74億ドル(予想:2.77億ドル)

(通期見通し)

・1株損益(調整後):-0.03~+0.03ドル(従来:-0.25~-0.31ドル)(予想:-0.29ドル)

・売上高:10.7億ドル(従来:10.8~10.9億ドル)(予想:10.8億ドル)

(NY時間09:45)

エラスティック<ESTC> 54.89(-6.30 -10.30%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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