FRBの利下げには雇用喪失が必要との声も=米国株

市況
2022年12月30日 1時15分

NY株式29日(NY時間10:58)

ダウ平均   33202.18(+326.47 +0.99%)

ナスダック   10466.51(+253.22 +2.48%)

CME日経平均先物 26300(大証終比:+320 +1.22%)

きょうの米株式市場は買い戻しが強まっており、ダウ平均は300ドル超上昇している。きつい売りに押されていたIT・ハイテク株も買い戻されており、ナスダックも3日ぶりに反発している。米株式市場に関しては来年も下値を模索するとの見方が根強い中、株価反転の条件としてFRBの利下げ期待の高まりを挙げる市場関係者も少なくない。

ただ一部からは、インフレが今後6カ月の間にPCEコアデフレーターが3%を下回る水準まで急激に低下しない限り、雇用が堅調な場合はFRBが利下げを行うとは考えられないとの声も出ている。

インフレは鈍化しているが、景気減速の中でも雇用の減少が顕著にならない限り、FRBは利下げに忍耐強くいるという。雇用が実際に失われる前にFRBが金融緩和を開始した前例は幾つかあるが、インフレの力学とFRBの反応が変化しているため、インフレがFRBの心地よいレンジに収まる前に利下げを行うには雇用喪失が必要だと指摘している。

ただ、いまのところ雇用は拡大を続けており、賃金も堅調に伸びている。年明けの来週は12月分の米雇用統計が発表されるが、平均時給は前年比5.0%増が見込まれ、非農業部門雇用者数(NFP)も20万人増の堅調な伸びを示すと予想されている。

アップル<AAPL> 129.88(+3.84 +3.05%)

マイクロソフト<MSFT> 239.86(+5.33 +2.27%)

アマゾン<AMZN> 83.70(+1.88 +2.30%)

アルファベットC<GOOG> 88.67(+2.21 +2.56%)

テスラ<TSLA> 122.39(+9.68 +8.59%)

メタ・プラットフォームズ<META> 119.94(+4.32 +3.74%)

AMD<AMD> 64.74(+2.17 +3.47%)

エヌビディア<NVDA> 145.32(+4.96 +3.53%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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