フェローテクはカイ気配スタート、中国の部品洗浄子会社が深セン創業板市場に上場
フェローテックホールディングス<6890>がカイ気配スタートで急反発。半導体製造装置向け部品を手掛け、特に真空シールでは世界でも群を抜く商品シェアを誇っている。同社は29日取引終了後、中国部品洗浄事業子会社FTSVAの深セン創業板市場への上場日がきょう12月30日に決定したことを発表しており、これが足もとの株価を刺激する格好となった。
フェローテクの株価は今月14日ザラ場に3395円の戻り高値を形成した後に売り直され、前日は一時2614円まで水準を切り下げ11月上旬以来約1カ月半ぶりの安値をつけた。しかし、株式需給面では信用買い残の整理も進み、目先売り圧力が一巡した感もある。一方、中国では新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、これを横にらみに上値追いに慎重な見方もある。