オエノンHDが5年9カ月ぶり安値、節約志向で酒類消費鈍化の警戒感が重荷
オエノンホールディングス<2533>が大発会から4日続落し、2017年4月以来、およそ5年9カ月ぶりの安値に沈んだ。総務省がこの日発表した11月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年同月比1.2%減となった。このうち酒類は同8.2%減と大きく落ち込んだ。物価上昇による節約志向の高まりで、酒類の購入量を抑える消費者が増えたことも背景にあるとみられている。酒類の販売を手掛ける同社に対しては、今後の業績に対する警戒感が株価の重荷となったようだ。
この日はアサヒグループホールディングス<2502>やキリンホールディングス<2503>などビール大手が逆行安。サッポロホールディングス<2501>は下げに転じる場面があり、宝ホールディングス<2531>が冴えない。