エスプールが大幅続伸、障害者雇用率2.7%へ引き上げで思惑
エスプール<2471>が大幅続伸している。厚生労働省の労働政策審議会障害者雇用分科会が18日、企業が雇用すべき障害者の割合(障害者雇用率)を現行の2.3%から2.7%に引き上げると決めたことで、障害者専用の企業向け貸し農園の運営や就職支援サービスなどを展開する同社や、障害者の就労支援を行うウェルビー<6556>、LITALICO<7366>などに思惑的な買いが入っている。
企業が雇うべき障害者の割合は障害者雇用促進法に基づいて決まり、少なくとも5年ごとに1度見直されている。今回の決定により23年度は2.3%で据え置き、24年度から2.5%、26年度から2.7%に段階的に引き上げられるとしており、引き上げ幅0.4ポイントは障害者雇用が義務になった1976年以降で最大という。