話題株ピックアップ【昼刊】:ユーグレナ、フロンテオ、TKP

注目
2023年1月20日 11時38分

■Jエレベータ <6544>  1,764円  +133 円 (+8.2%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位

ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>は大幅高。SMBC日興証券が19日付で投資評価を最上位の「1(アウトパフォーム)」、目標株価を2500円で新たにカバレッジを開始したことが買い材料視されている。同証券によると、独立系エレベーターメンテナンス企業で唯一遠隔点検システムを提供できている同社の成長余地は大きいと指摘。独立系最大手のブランド力でリニューアルビジネスチャンスをつかむとみており、保守契約台数の増加による増収が反映されればカタリストとなり、成長軌道が市場に認識され再評価されるだろうとしている。

■ユーグレナ <2931>  1,015円  +75 円 (+8.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位

ユーグレナ<2931>がカイ気配スタートで3日続伸。19日取引時間終了後、丸井グループ<8252>とロート製薬<4527>との資本・業務提携を締結することを決めたと発表。あわせて、マツダ<7261>と第一生命ホールディングス<8750>傘下の第一生命保険を割当先とする新株予約権付社債を発行する。バイオ燃料の供給拡大や環境負荷低減の取り組みなどで4社と協業を進めるといい、今後の事業の成長を期待した買いが集まったようだ。手取り概算で合計約77億6500万円を調達し、バイオ燃料を製造する商業プラントの建設関連資金や、ヘルスケア事業及びサステナビリティー関連領域での成長に向けた投資資金に充てる。同時にユーグレナは22年12月期の連結決算について、売上高は従来の見通しの440億円前後の水準で着地する一方、調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前損益)に関しては予想値(21億円)を25%以上上回る水準で着地する見込みだと発表した。

■FRONTEO <2158>  904円  +46 円 (+5.4%)  11:30現在

FRONTEO<2158>は反発。19日取引時間終了後、AIを活用した応接記録モニタリングに関し、めぶきフィナンシャルグループ<7167>傘下の足利銀行に導入するためのPoC(概念検証)で高評価を得たと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。PoCを実施した応接記録モニタリングは、コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186>の横浜銀行においてコンプライアンス順守や顧客保護を目的に、日々の応接記録の確認業務を標準化するためにフロンテオのAIを活用して構築された仕組み。足利銀で活用の効果が確認できたことから、今回本格導入に向けた検討に至ったという。導入が実現すれば、サービスとして初の展開事例になるとしている。

■ティーケーピー <3479>  2,948円  +138 円 (+4.9%)  11:30現在

ティーケーピー<3479>が大幅高で3日続伸している。朝高後は下げに転じる場面もあったが、戻り売りをこなす形で切り返した。貸会議室大手でホテル事業も展開し、リオープン関連銘柄の中核と位置付けられている。この日、岸田文雄首相が新型コロナウイルスの感染症法上の扱いに関し、季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行する検討を指示すると伝わっている。今後の業績回復への期待が膨らむなか、19日取引時間終了後には株主優待制度の拡充も発表しており、これらが株価の下支え要因となったようだ。同社は現行の優待券の対象となる施設について、同社が運営するホテルなど6施設を追加。更に、額面を「1万円券」に統一したうえで、100株から500株未満を保有する株主はこれまでの5000円券を1万円券に、500株から1000株未満を保有する株主はこれまでの2万5000円券から1万円券3枚に変更し、それぞれ優待額を増額する。

■富士通ゼネラル <6755>  3,685円  +120 円 (+3.4%)  11:30現在

富士通ゼネラル<6755>が4日続伸し、昨年来高値を連日で更新した。同社の売却手続きを富士通<6702>が開始し、20日に1次入札が行われることが分かったと19日に一部で報じられ、これを思惑視した買いが入ったようだ。報道によると、入札には複数のプライベートエクイティ(PE)ファンドなどが関心を示す見込みという。

■東急不HD <3289>  626円  +11 円 (+1.8%)  11:30現在

東急不動産ホールディングス<3289>がしっかり。19日取引時間終了後、株主優待制度の拡充を発表した。これを好感した個人投資家の買いが集まったようだ。同社は、産地直送品や施設優待利用券などを優待ポイントと交換できる株主向けのウェブサイトを新設するとともに、500株以上を3年以上継続保有する株主を対象とした「継続保有株主優遇制度」を見直す。今年3月末権利確定分より、同制度の対象で5000株以上保有する株主への進呈内容を大幅に拡充。更に、2024年3月末権利確定分からは「長期保有感謝ポイント」として、同制度対象の株主に対し、株式取得年度の3月末を起点に5年ごとにポイントを1.5倍に割り増して進呈する仕組みを導入する。

■愛三工業 <7283>  696円  +10 円 (+1.5%)  11:30現在

愛三工業<7283>が反発している。19日の取引終了後、冨士発條(兵庫県朝来市)と自動車用リチウムイオン電池セル用ケース・カバーの分野で業務提携することで基本合意したと発表しており、好材料視されている。今回の提携は、それぞれが有する生産面・技術面におけるモノづくりの強みを共有し融合させることで、製品のグローバル競争力の更なる向上などを図るのが狙い。開発・生産の既存技術の両社での活用や新工法・新製品の共同開発などで今後、具体的な提携の内容について協議を推進するとしている。なお、同件による23年3月期業績への影響はないとしている。

■アレンザHD <3546>  1,008円  +11 円 (+1.1%)  11:30現在

アレンザホールディングス<3546>はしっかり。19日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を6万株(発行済み株数の0.20%)、または7800万円としており、取得期間は1月20日から2月17日まで。企業価値の持続的向上を図るインセンティブを与えるとともに、株主との価値共有を進めるために導入した株式報酬制度に基づき、交付する株式への充当が目的としている。

■EIZO <6737>  3,500円  +35 円 (+1.0%)  11:30現在

EIZO<6737>は反発している。19日の取引終了後、インドに100%出資で販売子会社を設立すると発表したことが好感されている。同社ではインド市場に進出後、17年間にわたり販売代理店を通じてインドにおける販売活動を行ってきたが、直接、販売・マーケティング活動を実施することがインド市場の顧客の利益に資すると判断したという。設立は2月を予定。なお、同件による23年3月期業績への影響は軽微としている。

■神戸物産 <3038>  3,745円  -80 円 (-2.1%)  11:30現在

神戸物産<3038>は3日ぶり反落。19日の取引終了後に発表した12月度の単独業績で、営業利益は前年同月比14.9%減と引き続き前年実績を下回ったことが嫌気されている。また、円高が進んだことにより為替予約関連の時価評価損が計上され経常利益は同92.3%減と大幅減となった。一方、商品出荷実績は堅調に推移しており売上高は同12.6%増となった。商品別では冷凍野菜や業者向け商材の出荷が増加した。

■東京エレクトロン <8035>  44,300円  -230 円 (-0.5%)  11:30現在

東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>、SCREENホールディングス<7735>といった半導体関連株が安い。前日の米株式市場で、主要な半導体関連株で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2.83%安と下落。エヌビディア<NVDA>やアドバンストマイクロデバイシズ<AMD>などが売られた。この流れのなか、日本の半導体関連株にも売りが先行している。

■チームスピリット <4397>  394円  +80 円 (+25.5%) ストップ高   11:30現在

チームスピリット<4397>がカイ気配スタート。19日取引時間終了後、モルガン・スタンレーMUFG証券による大量保有が明らかとなり、これを材料視した買い注文が集まったようだ。同証券が同日に財務省に提出した大量保有報告書によると、チムスピ株式の保有割合は5.28%となった。報告義務発生日は13日となっている。

■エムケー精工 <5906>  406円  +59 円 (+17.0%)  11:30現在

エムケー精工<5906>が急伸し、昨年来高値を更新した。20日付の日本経済新聞朝刊が「エムケー精工の2023年3月期の連結純利益は8億5000万円前後と16年ぶりに最高益を更新する見通しだ」と報じた。会社側の最終利益予想(6億円)を上回る水準となっており、これを好感した買いが入ったようだ。報道によると、ガソリンスタンドの設備投資を国が支援する事業が追い風となり、主力製品の洗車機の受注が増えたという。

■POPER <5134>  733円  +63 円 (+9.4%)  11:30現在

POPER<5134>が高い。19日の取引終了後、FCE Holdings<9564>のグループ会社FCEエデュケーションとの間で、教育現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けて業務提携したと発表。これを材料視する向きがあるようだ。両社は互いの経営資源を相互に活用し、学校や学習塾といった幅広い教育現場に対して教務・校務(バックオフィス)面でのDX化を促進する。POPERが提供するSaaS型業務管理プラットフォーム「Comiru(コミル)」、FCEエデュケーションが手掛ける中高生向けデジタル手帳「フォーサイトアプリ」それぞれの有償提供について、取り組みを進めていく。

■ひらまつ <2764>  190円  +7 円 (+3.8%)  11:30現在

ひらまつ<2764>が続伸している。19日取引時間終了後、単体の月次速報を発表し、好感されたようだ。12月度の全社売上高は12億5200万円となり、同社の月次売上高としては歴代2位、12月度としては歴代1位となった。行動制限が緩和されるなかにあって、レストラン事業やブライダル事業、ホテル事業の既存店売上高が前年と比べ増加したという。

●ストップ高銘柄

ベースフード <2936>  399円  +80 円 (+25.1%) ストップ高   11:30現在

阿波製紙 <3896>  610円  +100 円 (+19.6%) ストップ高買い気配   11:30現在

ELEMENTS <5246>  632円  +100 円 (+18.8%) ストップ高   11:30現在

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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