「太陽光発電関連」が20位にランク、事業用の導入拡大に向け屋根設置を促進へ<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「太陽光発電関連」が20位となっている。
資源エネルギー庁の調達価格等算定委員会は1月31日、2024年度から固定価格買い取り制度(FIT)に新しい区分を設ける方針を明らかにした。企業が工場などの屋根に設置した太陽光発電パネルでつくる出力10キロワット以上の事業用太陽光を1キロワット時あたり12円で買い取るとしている。一方、地上に設置する場合は10キロワット以上50キロワット未満で10円、50キロワット以上で9.2円に設定されている。
背景には21年10月に閣議決定された第6次エネルギー基本計画で、30年度の電源構成について再生可能エネルギーを約36~38%とする野心的な目標を掲げていることがあり、これを実現するためには屋根設置や需要家・自治体などと連携するかたちでの導入拡大が欠かせないためだ。屋根設置の買い取り価格を地上より高くすることで、企業の導入意欲を高める狙いがあるとみられる。
関連銘柄としては、ウエストホールディングス<1407>、三晃金属工業<1972>、Abalance<3856>、テスホールディングス<5074>のほか、太陽電池アレイ支持架台を手掛ける日創プロニティ<3440>などが挙げられる。