セルムがS高、23年3月期業績及び配当予想を上方修正
セルム<7367>がストップ高の799円に買われている。前週末10日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を69億9300万円から72億円(前期比11.3%増)へ、営業利益を8億3800万円から9億3000万円(同27.5%増)へ、純利益を4億9100万円から5億500万円(同35.2%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を6円から7円へ引き上げたことが好感されている。
個社固有の経営課題に合わせたテーラーメード型のソリューションが顧客企業経営層から高く評価され、足もと業益が好調に推移していることに加えて、第4四半期(1~3月)も順調に受注獲得が進んでいることが要因という。なお、年間配当予想は13円(前期18円)となる予定だ。
同時に発表した第3四半期累計(22年4~12月)決算は、売上高54億7000万円(前年同期比13.7%増)、営業利益8億6000万円(同21.3%増)、純利益5億1600万円(同38.0%増)だった。
同時に上限を80万株(発行済み株数の6.5%)、または6億4000万円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は2月13日から7月4日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を実行するためという。