エスケーエレはカイ気配で上昇加速、第1四半期に通期見通しの大幅増額でサプライズ
エスケーエレクトロニクス<6677>は寄り付き大口の買いに商いが成立せず、カイ気配のまま株価を上昇させている。フォトマスクの専業メーカーで液晶向けでは圧倒的な商品競争力を誇る。足もとの業績は会社側の想定を大きく上回る絶好調に推移しており、13日取引終了後に発表した23年9月期第1四半期(22年10~12月)決算では、営業利益が前年同期比3.3倍の13億8200万円と急拡大した。これを受け通期業績予想の修正も発表した。営業利益は従来予想の28億円から43億円(前期比13%増)に大幅増額しており、これがサプライズとなって投資マネーを呼び込んでいる。第6世代用フォトマスクの売上高が大きく伸び、第2四半期以降も高水準の需要が確保できる見込みであることから、業績見通しを引き上げた。