マリオットが決算受け上昇 W杯で中東のRevParが44%伸びる=米国株個別
ホテルのマリオット・インターナショナル<MAR>が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。世界的に旅行市場が回復したことが寄与したほか、W杯で中東の1日販売可能客室売上高(RevPar)が44%伸びた。
アナリストは「第4四半期の売上高で最も好調だったのは、インセンティブ手数料だった。インセンティブがベースを抜いて回復しており、ホテルの収益性が好調であることを示している。また、EBITDAが2019年の水準を21%上回っており、稼働率の回復がまだ遅れているにもかかわらず、上振れ余地がまだあることを暗示している」と述べた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.96ドル(予想:1.83ドル)
・売上高:59.2億ドル(予想:54.8億ドル)
・1日販売可能客室売上高:113.83ドル(予想:114.65ドル)
・営業利益率(調整後):62.0%(予想:60.4%)
・EBITDA(調整後):10.9億ドル(予想:10.3億ドル)
(1-3月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.82~1.88ドル(予想:1.65ドル)
・EBITDA(調整後):9.8~10.1億ドル(予想:9.43億ドル)
・1日販売可能客室売上高:30~32%増
(通期見通し)
・1株利益(調整後):7.23~7.91ドル
・EBITDA(調整後):40.3億ドル
・1日販売可能客室売上高:6~11%増
(NY時間13:14)
マリオット<MAR> 178.74(+4.37 +2.51%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美