オークファン---1Qは減収も、在庫価値ソリューション事業は2ケタ増収増益
オークファン<3674>は14日、2023年9月期第1四半期(22年10月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比29.6%減の11.79億円、営業利益は同93.4%減の0.04億円、経常利益は同94.3%減の0.03億円、親会社株主に帰属する四半期純損失は1.68億円(前年同期は0.29億円の利益)となった。
在庫価値ソリューション事業の売上高は前年同期比24.3%増の7.07億円、営業利益は同34.7%増の1.57億円となった。主なサービスは同社が保有する流通相場データを活用した「aucfan.com(オークファンドットコム)」となり、主たる収益源は有料課金収入となる。その他、専門知識がなくても直感的に操作できるRPAツール「オークファンロボ」、EC販売支援サービス「タテンポガイド」、副業・複業として物販ビジネスを行なう事業主を対象とするスクール形式の副業支援サービス「good sellers(グッドセラーズ)」等がある。また、2022 年8月からはAmazonセラー専用アプリ「Amacode(アマコード)」を事業譲受によりサービス提供を開始した。
商品流通プラットフォーム事業の売上高は前年同期比45.5%減の5.22億円、営業損失は0.10億円(前年同期は0.64億円の損失)となった。「NETSEA(ネッシー)」及び「NETSEAオークション(旧 ReValueBtoBモール)」を中心として、流通量・利用者の増加が好調に推移し、さらなる流通額最大化を狙った営業・開発体制の強化及びプロモーションを継続的に実施した。また、2022年4月より、大阪・船場を拠点とするオフラインの展示・商談会事業「OSR(オーエスアール)展示商談会」をM&Aにより提供を開始した
インキュベーション事業の売上高は前年同期比99.4%減の0.01億円、営業損失は0.31億円(前年同期は1.40億円の利益)となった。営業投資有価証券の売却、投資先企業へのコンサルティング及び新規事業の開発等を実施しているが、当第1四半期には主な営業投資有価証券の売却はなかった。
2023年9月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比21.7%減の49.00億円、営業利益は同8.6%増の3.50億円、経常利益は同2.4%増の3.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同73.5%減の0.15億円とする期初計画を据え置いている。
《NS》