ロス・ストアーズが決算受け下落 予想下回る見通しを示す=米国株個別
低価格アパレル販売のロス・ストアーズ<ROST>が下落。前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高は予想外の増収となったほか、1株利益、売上高とも予想を上回った。また、注目の商品在庫も予想を下回っている。
しかし、株価は冴えない反応。ガイダンスを公表し、通期、第1四半期ともに予想を下回る1株利益の見通しを示したことが嫌気されている。
同社のレントラーCEOは今年度について「高インフレが低・中所得層の顧客に影響を与え続けており、2024年1月27日までの52週間の既存店売上高は横ばい程度を見込んでいる」と述べた。
なお、同社は四半期配当を8%増の1株0.335ドルへの増配を発表した。
(11-1月・第4四半期)
・既存店売上高:1%(予想:-1%)
・1株利益(調整後):1.31ドル(予想:1.24ドル)
・売上高:52.1億ドル(予想:51.5億ドル)
・営業利益率:10.7%(予想:10.4%)
・商品在庫:20.2億ドル(予想:23.6億ドル)
(2-4月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.99~1.05ドル(予想:1.18ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):4.65~4.95ドル(予想:5.07ドル)
(NY時間10:26)
ロス・ストアーズ<ROST> 108.53(-2.01 -1.82%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美