NY外為:ドル下げ止まる、米2年債利回り07年来で最高、FRBの利上げ長期化観測が再燃
NY外為市場では米長期金利の上昇に伴いドルが下げ止まった。先に発表された米2月ISM製造業景況指数の支払い価格指数が予想外に活動の拡大と縮小の境目である50を上回り昨年9月来で最高となったため、インフレが予想程速やかに進まず米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが長期化するとの思惑が再燃。米国債相場は続落し、10年債利回りは4%と、昨年11月来の高水準となった。2年債利回りは4.9%まで上昇し、2007年来の高水準。
ドルも底堅く推移。ドル・円は欧州市場で付けた安値の135円26銭から136円47銭まで上昇後も136円台でドルの底堅い展開となった。ユーロ・ドルは1.0665-70ドルで伸び悩み。ポンド・ドルは1.2073ドルから1.1965ドルまで下落した。
《KY》