キャタピラーが上昇 従業員7000人との労使交渉で暫定合意=米国株個別
キャタピラー<CAT>が上昇。同社の4箇所の拠点の従業員7000人との労使交渉で、全米自動車労組(UWA)の交渉チームがきょう、同社と暫定合意に達したと発表した。イリノイ州の3つの製造工場とペンシルベニア州の部品・流通センターの組合員は今回の合意を検討し、批准会議で投票する。今回の合意はこれらの従業員と結ばれている現行契約が本日期限切れとなる前に合意に達した。
同社は声明で「われわれは弊社および施設、そして従業員が将来に渡って競争し且つ成功できるような合意に達することを目指している。われわれは常に誠実な交渉の原則を守り、UAWと直接交渉し、そのプロセスにおける彼らの重要な役割を尊重する」と述べた。
なお、今回の合意はランク・アンド・ファイル委員会と名乗る同社の従業員グループが、オンライン投稿でストライキを呼びかけた数時間後に発表された。同グループはUAW指導部の交渉戦略を批判し、全労働者の賃金を少なくとも50%引き上げるよう要求している。
(NY時間14:20)
キャタピラー<CAT> 246.89(+7.34 +3.06%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美