デルは決算好調も第1四半期は減収見込む 株価は上昇=米国株個別
デル・テクノロジーズ<DELL>が前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。同社のスウィートCFOは声明で「23年度に約38億ドルの資本を株主に還元し、24年度には年配当を12%増配する。長期的なビジネスモデルとキャッシュフローを長期的に創出し成長させる能力に対する自信を反映させる」と述べていた。
ただ、ウィートCFOは「第1四半期の売上高は約19%の減収となる見込みだ」と述べた。この数四半期、成長をけん引していたインフラ部門が20%台半ばの減収になる見通しで、コンピューターとオフィス機器の需要後退が長引くとの懸念が強まっている。なお同社は、スウィートCFOが5-7月期(第2四半期)末で引退すると発表。後任にはシニアバイスプレジデントのマギル氏を就任させる人事を発表した。
株価は下落して始まったものの、売り一巡後は買戻しが入りプラスに転じている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.80ドル(予想:1.64ドル)
・売上高:250.4億ドル(予想:234.3億ドル)
インフラ:99億ドル(予想:92.8億ドル)
クライアント:134億ドル(予想:124.8億ドル)
(NY時間10:16)
デル<DELL> 40.83(+0.66 +1.63%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美