日触媒が大幅続落、電子情報材料など低迷し今期業績予想を下方修正
日本触媒<4114>が大幅続落し、2022年3月9日につけた昨年来安値に接近した。22日の取引終了後に23年3月期の連結業績予想の下方修正を発表しており、売りを促す要因となったようだ。
売上収益は4400億円から4200億円(前期比13.7%増)、最終利益は210億円から170億円(同28.3%減)に見通しを引き下げた。アクリル酸及びアクリル酸エステル、高吸水性樹脂の販売が顧客の在庫調整などを背景に想定以上の落ち込みとなった。電子情報材料も、ディスプレイ需要の回復の遅れが響いたほか、一部の製品で減損損失を計上する見込みとなった。