ブルーバード・バイオが大幅安 鎌状赤血球の遺伝子治療薬の申請に遅れ=米国株個別
バイオ医薬品のブルーバード・バイオ<BLUE>が大幅安。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が6万ドル余りと96%の減収となり、予想を大きく下回った。また、3月末までに鎌状赤血球の遺伝子治療薬「lovo-cel」をFDAに申請するという目標には届かないことを明らかにした。
ただ、同社のオベンシャインCEO氏は、「製造プロセスに関するFDAからのフィードバック次第では数週間以内に申請できるかもしれない。まだ、来年の発売を期待している」としている。「申請書は既に記載され、提出の準備は整っている。FDAとのやり取りが増えることで、よりスムーズな審査につながる可能性がある」とも述べた。
同社は昨年「lovo-cel」に関連する一連の安全性への不安から、同薬の承認を求める取り組みが1年以上遅れ、資金が底をつきそうになっている。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益(調整後):-0.56ドル(予想:-0.51ドル)
・売上高:6万2000ドル(予想:106万ドル)
(NY時間14:22)
ブルーバード・バイオ<BLUE> 3.27(-1.06 -24.42%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美