山九が後場一段高、375万株を上限とする自社株買いを実施へ
山九<9065>が後場一段高となっている。午後1時ごろに上限を375万株(発行済み株数の6.41%)、または150億円とする自社株買いを実施すると発表しており、好材料視されている。取得期間は23年5月11日から24年5月10日までで、終了時点における発行済み株数の5%を超える全自社株を24年5月31日付で消却する。
同時に発表した23年3月期連結決算は、売上高5792億2600万円(前の期比4.6%増)、営業利益381億6900万円(同10.7%増)だった。機工事業で鉄鋼・化学関連設備の工事や、メンテナンスで国内SDM(大型定期修理工事)の工事が増加した。なお、24年3月期は売上高5680億円(前期比1.9%減)、営業利益370億円(同3.1%減)と減収減益を見込むが、年間配当予想は前期比18円増の168円を予定している。