日本ライフLが急反発し年初来高値を更新、自社株買いと中期計画を材料視
日本ライフライン<7575>が急反発。1000円の大台に乗せ、年初来高値を更新した。10日の取引終了後に発表した自社株買いと、中期経営計画を材料視した買いが集まったようだ。
同社は取得総数300万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.9%)、取得総額40億円を上限とする自社株買いを5月11日から2024年2月29日の間に実施する。また、消却前の発行済み株式総数の1%を超過する株式数について、同年3月15日に消却する。加えて、競争力のある製品の継続投入などを通じ、28年3月期に売上高で630億円、営業利益率は28年3月期までの間、毎期20%の水準を目指す目標を掲げた。
同時に開示した24年3月期の連結売上高は前期比5.7%減の488億700万円、最終利益が同0.5%減の68億5400万円とした。心房中隔穿刺針「RFニードル」の独占販売契約と、コロナリー・インターベンション事業の終了が響く。同社は血栓吸引カテーテル「Esperance(エスペランス)アスピレーションカテーテル」の販売開始も発表した。