コストコが決算受け小幅高 裁量商品の需要減に悩まされる 会員収入は増加=米国株個別
会員制倉庫スーパーのコストコ<COST>が引け後に第3四半期を発表し、米国が好調で既存店売上高は予想を上回ったものの、1株利益、売上高は予想を下回った。頑固なインフレと経済の不確実性から買い物客が裁量支出を控えた。同社の第3四半期は5月7日締めまでの12週間。
消費者が食料品などの生活必需品への支出を優先する中、同社は家庭用品、宝飾品、玩具、電子機器などの利益率の高い商品の需要減に悩まされている。
アナリストは「同社の確固たる価値提案と忠実な顧客基盤に有名ブランドやカークランドブランドの自社製品をうまく組み合わせても、経済不安を克服するには不十分だった」と述べています。
しかし、同社の粗利益の多くを占める会員権の手数料収入は10.4億ドルに増加した。
(第3四半期)
・既存店売上高:4.0%(予想:2.9%)
米国:4.9%(予想:2.4%)
カナダ:1.6%(予想:1.3%)
・1株利益:2.93ドル(予想:3.26ドル)
・売上高:536.5億ドル(予想:546.6億ドル)
会員手数料:10.4億ドル(予想:10.5億ドル)
(NY時間09:54)
コストコ<COST> 488.94(+2.39 +0.49%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美