ダウ先物は116ドル安 きょうはナスダック100も下落=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:48)
ダウ先物 32973(-116.00 -0.35%)
S&P500 4194.75(-20.25 -0.48%)
ナスダック100先物 14327.25(-69.50 -0.48%)
米株価指数先物市場でダウ先物は116ドル安で推移しており、本日の米株式市場は続落して始まりそうだ。きょうはナスダック100も下落している。相場をリードしていたエヌビディア<NVDA>が時間外で反落しており、IT・ハイテク株は軟調に推移。
本日は月末ということでポジション調整が出ている可能性もありそうだ。市場からは、エヌビディアを筆頭に人工知能(AI)関連株が活発に取引されているが、その他のセクターへの広がりがないとの指摘が出ている。米債務上限問題はまだ完全な着地は見せていないものの、概ねデフォルト(債務不履行)は回避できると楽観視されている。
そのような中で、FRBの追加利上げへの警戒感が高まっており米株式市場を圧迫。金曜日には米雇用統計も発表され、それに向けてのポジション調整も出ているようだ。年後半にかけての米景気後退への懸念も依然根強い中、ここに来て中国経済の弱さを示す指標が相次いでいることも雰囲気を悪化させている。特に原油相場から鉄鉱石まで商品相場が下落しており、エネルギーなどの資源株の下落が投資家心理を圧迫しているようだ。
「中国の成長ストーリーは明らかに大きな失望感を与えている。米景気後退のリスクもあり、リスク資産に大量に投資するような環境ではない」との指摘も出ている。
(NY時間08:58) 時間外
エクソンモービル<XOM> 101.75(-2.29 -2.20%)
シェブロン<CVX> 151.00(-2.12 -1.38%)
アップル<AAPL> 176.84(-0.46 -0.26%)
マイクロソフト<MSFT> 331.95(+0.74 +0.22%)
アマゾン<AMZN> 121.47(-0.19 -0.16%)
アルファベット<GOOG> 123.85(-0.79 -0.63%)
テスラ<TSLA> 199.32(-1.84 -0.91%)
メタ・プラットフォームズ<META> 260.34(-2.18 -0.83%)
AMD<AMD> 121.96(-3.31 -2.64%)
エヌビディア<NVDA> 393.51(-7.60 -1.89%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美