米貨物輸送セクターの第2四半期決算は厳しいとの指摘も=米国株個別
アナリストが貨物輸送セクターの第2四半期決算は厳しいものになりそうだが、今後の見通しについては明るい可能性を示すかもしれないと指摘した。米大手証券のアナリストによると、第2四半期の業績は第1四半期と同様に業界全体で厳しい数字になる可能性が高いという。米鉄道会社についても燃料サーチャージがより大きな課題になることが予想され、トラック輸送については、第2四半期がサイクルの谷間における痛みのピークになりそうだという。
また、第2四半期は3PL(荷主側の物流を全面的に代行する事業者)にとっても非常に厳しい四半期となり、小包輸送にとっても、本業の業績見通しが下支えとなることはなさそうだとも指摘した。
同社アナリストは、UPS<UPS>、ナイト・スイフト・トランスポーテーション<KNX>、ノーフォーク・サザン<NSC>およびコーナーストーンビルディング<CNR>、サイア<SAIA>、CHロビンソン<CHRW>を決算シーズン前の注目株として挙げている。
(NY時間10:39)
UPS<UPS> 178.22(-1.76 -0.98%)
ノーフォーク・サザン<NSC> 224.63(-2.56 -1.13%)
CHロビンソン<CHRW> 93.68(-0.98 -1.03%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美