フタバは上値指向鮮明で年初来高値更新、低PBRでEV対応の戦略商品に傾注
フタバ産業<7241>が続伸、連日にわたりまとまった買いが観測され、きょうは27円高の586円まで上昇、約2週間ぶりに年初来高値を更新した。低PBR株への物色が活発化しており、同社株もその流れに乗っている。トヨタ系の自動車部品メーカーで骨格プレス部品を手掛け自動車のマフラーを主力とするが、電気自動車(EV)シフトの動きに合わせた戦略商品開発に傾注している点が注目される。アルミ製やステンレス製のバッテリー冷却プレートや、大型バッテリーケースなどEVのバッテリー性能に貢献する製品開発で先駆している。足もとの業績もトップライン、利益いずれも回復歩調にあり、PBRは0.5倍台と割安さが際立つ。500円台の株価は値ごろ感も意識され、個人投資家マネーも活発に参戦しているもようだ。