日清粉Gが買われる、4~6月期は売上2ケタ伸長で営業34%増益と好調
日清製粉グループ本社<2002>は全般軟調相場に抗して大きく買いが優勢。1700円台前半のもみ合いを上放れる動きとなっている。同社が27日取引終了後に発表した23年4~6月期決算は売上高が前年同期比10%増の2081億9100万円と2ケタ伸長を達成、営業利益は同34%増の118億6000万円と大幅な伸びを示した。経済再開に伴う外出機会の増加で総菜類の販売が増加し売上高を押し上げたほか、小麦粉製粉の副産物である「ふすま」の販売価格上昇で利益採算が改善した。また、売上高の3分の1を占める海外事業は円安効果が発現し増収となった。これを評価する形で投資資金を呼び込んでいる。