黒崎播磨が年初来高値更新、24年3月期業績及び配当予想を上方修正
黒崎播磨<5352>が続急伸し年初来高値を更新している。前週末28日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を1700億円から1720億円(前期比4.1%増)へ、営業利益を125億円から130億円(同16.3%増)へ、純利益を85億円から100億円(同20.7%増)へ上方修正し、あわせて年300円を予想していた配当予想を中間160円・期末200円の年360円(前期290円)に引き上げたことが好感されている。
耐火物事業における原料・エネルギー価格などコスト上昇に対して、販売価格への転嫁が進んだことに加えて、堅調なインド鉄鋼市場での事業拡大や非鉄分野向けの拡販などが売上高・利益を押し上げるとしている。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高453億5700万円(前年同期比12.6%増)、営業利益41億3300万円(同40.6%増)、純利益30億7800万円(同43.3%増)だった。