コクヨが後場にカイ気配、上限2.3%の自社株買いと今期最終増益見通しを材料視
コクヨ<7984>が後場にカイ気配となっている。この日、取得総数300万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.3%)、取得総額50億円を上限とする自社株買いの実施と、発行済み株式総数の5.6%に相当する720万株の自己株消却、23年12月期の業績・年間配当予想の修正を発表。これらが材料視されたようだ。
自己株の取得期間は9月1日から2024年7月31日。自己株消却は23年8月31日を予定する。今期の年間配当予想はこれまでの58円から65円(前期比8円増配)に見直した。23年12月期の最終利益の見通しは156億円から185億円(前期比1.4%増)に上方修正し、減益予想から一転して増益を見込む。ファニチャー事業で新築移転案件の獲得が順調に進捗しているほか、販管費支出の効率化も進めており、影響を業績予想に反映した。